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東京ロータス法律事務所に委任、訴訟、和解までのの流れ
私はいよいよ東京ロータス法律事務所さんに連絡して過払い金請求を自ら行ってみようと決めました。
電話相談もよいかな?と考えましたが、少し恥ずかしい気もして、メール相談を活用することにしました。
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東京ロータス法律事務所からの、折り返しの連絡を待ちます。
約一時間後にスマホに連絡がありました
相談メールを送信後、岡田先生から直接からスマホに連絡がありました。
とても実直丁寧な印象で、温和な話し方をされる非常に話しやすい方でした。
現在の借入件数、カードの枚数、借金残高、借入期間、分断(貸金業者との取引が中断した期間)の有無、契約書の有無、利用明細の有無...
などについて細かく質問いただき、私は、有り体にそれに答えていきました。
そして、岡田先生から、以下の情報をふまえた今後の方針について丁寧な説明がありました。
・家族に内緒にする必要があれば、代表弁護士の岡田先生の個人名で、郵送のやり取りが可能であること。
・必要事項を記入し、利用しているカード(現物)、本人確認書類(運転免許証のコピー等)を添えて法律事務所に返送する。
・カード現物を郵送するのが不安であれば、カードにハサミで切れ目を入れて送っても良いということ。
・法律事務所の方で、取引履歴を取り寄せ、引直計算をし、過払い金の有無を調査する。
・過払い金の発生が判明した場合、「受任通知」を郵送するので、こちらにも必要事項を記入して、返送すること。
・受任通知を送付することで、正式に代理人として依頼することになり、以降の貸金業者からの督促や取立てが止まること。
・仮に貸金業者との交渉が難航した場合、「訴訟」に持ち込むので、訴訟を起こす費用として、印紙代など「3万円」程度の費用がかかること。
また、弁護士の出廷費用として、一回につき「5,000円」の費用がかかること。
・訴訟の過程で「分断」を「継続」扱いにするよう交渉することで、過払い金返還額をアップさせることが可能であること。
・弁護士の先生が債務者本人(管理人の私)と面談する義務があるので、出張面談に来てくれること。その場合、出張費として「1万円」が必要とのこと。
(もし、私本人が東京に出向き、東京ロータス法律事務所を訪ねて面談することが可能であれば、面談にかかる費用は無料になること。)
・過払い金有無の調査は無料、受任、訴訟、弁護士の出廷費用、弁護士の出張費用など発生する全ての費用について、返還される過払い金の中から充当することになるので、依頼者の「手出し」は一切不要であること。
主に、以上の内容について、簡潔かつ明瞭に説明していただきました。
とても丁寧な対応だったので、話している最中も本当に安心することができました。
数日後、必要書類が届きました
数日後、東京ロータス法律事務所より必要書類が届きました。
差出人名は、お願いした通りに個人名(個人名:岡田)になっていました。
家族に借金を知られたくない人にとっては嬉しい気遣いですね。
書類の内訳は、「名刺」「法律相談カード」「委任状」「確約書」「委任契約書」「注意事項」の6点です。
そのうち、「法律相談カード」「委任状」「確約書」「委任契約書」に「身分証明書(免許証、保険証等の控え)」と「過払い金請求業者のカード一式」を同封し、事務所に返送しました。
送ったカードは、ニコスカード(クレジットカード)、ニコスマイベストカード(ローンカード)、セゾンカード(クレジットカード)の三枚です。
全ての書類を封筒に入れて、即日東京ロータス法律事務所に返送しました。
そして次の連絡を待つことにしました。
2日後、今後の方針についての電話がありました
書類を送付して2日後に、東京ロータス法律事務所の永安先生から早速私の携帯に電話がありました。
私は地方在住ですから、東京までの普通郵便の到着時間を考えると、とても迅速な対応だと思います。
そして、今の私の現状の聞き取りと、今後の方針についてのご説明をいただきました。
まず、私の現状についてですが、他のクレジットカードの利用状況、銀行からの融資があるかないか、いくつかの質問がありました。
私は、現在他に「イオンカード」とオリコの「ETCカード」を使っているということ、銀行からの融資は一切ないといったことを説明しました。
また、ニコスカードとセゾンカードの現在の過払い金対応状況(例えばニコスカードは平成7年以降の取引履歴は開示してこない)といった現状をこまごまと教えてもらいました。
そして、貸金業者と「和解」した場合と、「訴訟」に持ち込んだ場合それぞれのメリットとデメリットについて詳しい説明がありました。
次に、「一連」と「分断」の計算・交渉に関する説明をとても詳しくしてくれました。
「分断」とは、過払い金返還交渉をする貸金業者との取引が一旦途切れてしまう状態のこと(借金を一旦完済してしまうこと)で、この分断が生じていると、古い取引は一切過払い金の対象にならないので非常に損であるとのことでした。
ほとんどの貸金業者は、取引に切れ間があった場合、その期間が短くても、この分断をほぼ必ず主張してきて、過払い金を最小限に抑える交渉をしてくるそうです。
「一連」とは、取引が途切れた(分断した)との貸金業者の主張に対し、途切れていない、継続した取引であると主張し、交渉することだそうです。
「一連計算」を可能にすることにより、連続した取引として成立させ、過払い金をより多く取り戻せる、とのお話でした。
貸金業者の主張する「分断」に対し、「一連」にするための交渉はできる限り強く主張し、精一杯努力します、と言ってくれました。
「分断」と「一連」では、戻って来る過払い金の総額に大変な差が生じますので、「一連」交渉を力強く行います、と断言していただいた時にはとても頼もしい気持ちになりました。
そして、今後の方針についてです。
即刻、取引履歴を取り寄せ、その履歴を元に引直計算をし、貸金業者との交渉を開始する、交渉開始後、再度私に連絡をいただく、というお話です。
取引履歴の取り寄せには、約1〜2ヶ月かかる、引直計算と交渉開始には、約2ヶ月がかかる、ので、一回目の交渉後、私への連絡は「約4ヶ月後」になるかと思います、とのことでした。
また、和解に応じられないと私が判断した場合には、訴訟に持ち込むことになる、訴訟になれば、印紙等必要経費がある程度かかり、その他、弁護士が裁判所に出廷する際の実費が一回当たり5,000円必要になります、といった説明を詳しくしていただきました。
この時の電話相談の所要時間は、40分くらいでしたでしょうか。
この相談ももちろん「無料」です。
とても丁寧な落ち着いた物腰の口調で話していただき、とても安心したと同時に、心から信頼して交渉をお任せできるな、と私は強く思いました。
引直計算の結果連絡がありました
それから約50日後、東京ロータス法律事務所様より「引直計算の結果」の連絡がありました。
最大四ヶ月程度待って下さい、との話を伺っていましたので「50日」というのはとても早いなと想いました。
取引履歴の取り寄せに時間がかからなかったとのことです。
私の場合、三菱UFJニコスとの間に「分断」(取引が途切れていた期間)の期間がおよそ一年程度あったようで、個別計算(分断を認め、直近の借入期間の過払い金のみを計算する)と一連計算(分断を無かったことにする交渉後の計算)の金額の差が相当額あることがわかりました。
今後の方針として、貸金業者に対し、分断を認めず一連計算として計算したい、その要望を三菱UFJニコス側と交渉するとのお話でした。
進捗状況を逐一教えていただき、とても安心できるなと思いました。
訴訟の提案をいただきました
その後約70日後に再度連絡がありました。
内容は「分断期間」に関することと「訴訟の提起」に関する説明です。
まず、セゾンカードに関しては分断期間が無いので問題なく和解できそうだが、やはり三菱UFJニコスとの間に「分断」に関する問題が起きるということでした。
三菱UFJニコス側と詳しく話し合った結果、分断期間は「一年程度」と「三年と数ヶ月」の二回あるとのことでした。
三菱UFJニコス側の言い分としては、この二つの分断期間を強く主張してきたそうです。
弁護士の先生のお話は「この分断を一連計算として主張し(分断が無いことにする)、満額プラス5%の過払い利息を請求するつもり。」とのことでした。
三菱UFJニコス側は、満額プラス5%の金額に対し、あくまで分断を主張しており、先生の希望額の約30%ほどの返還を提示してきたそうです。
先生は、「相手の提示額は、希望金額とかけ離れています。話し合いで解決させることは無理な相手なので、訴訟を提起しようと考えていますがどうされますか?」
とご提案くださいました。
私が困っていると「満額プラス5%の返還を目指しましょう。」と背中を押していただきました。
訴訟を起こした上で和解、という形になるとさらに半年程度かかる可能性もあるが、よろしいですか?
また、訴訟の手数料として「2万円以下の手数料」と「弁護士の裁判所への出廷料として、一回につき5,000円がかかる」という旨、確認がありました。
「訴訟にかかる費用を差し引いても、こちらの主張を通せば返還金額は大きく得をすることになるのでご安心ください。」
と言っていただいたので、私は即座に「全てお任せします。」とお願いをしました。
訴訟を起こすには「訴訟委任状」という書類を書く必要があるので郵送する、とのことで、用紙を一枚郵送してもらうことになりました。
実に丁寧で穏やかな口調で細かく説明していただいたので、とても安心してお任せする気になりました。
また、出張面談についての話もありました。
私の住んでいる地域はなかなかのど田舎で、私の地域に出張する案件が他に発生すれば、その案件と併せて出張したいとのお話でした。
私は、おそらくこの地域に案件があろうとは到底考えられないので、車で日帰りできる土地であればそこまで赴き、お会いしましょう。という話をし、いくつかの地方都市の中心部の名前を挙げました。
先生は「わかりました。近い地域で別案件が発生するようであればまた別途ご連絡いたします。」と言ってくれました。
また、「仮に面談が前後しても、貸金業者側との交渉や訴訟の進捗に何ら影響はありませんので、その点もご安心下さい。」
と言っていただきました。
今回の経過報告も、とてもわかりやすく親切丁寧で、つくづく安心してお任せできる事務所だな、と心から思いました。
訴訟の結果連絡がありました
訴訟依頼をお願いして約40日後に、訴訟の結果連絡がありました。
訴訟の論点は、先述した通りやはり「分断」を「一連」に持って行けるか否かという点だったようです。
結果的にニコス側は一連を認め、「満額+消費税5%」を飲んだとのことでした。
細かい話ですが、ニコス側は端数の「952円」の数字を切り捨ててほしいと非常に細かい要求をしてきたらしく、「ほんの小さい数字だったのでそこは受け入れた。」と説明してくれました。
私もそこは全く気にしませんでしたので、その話はOKしました。
「2〜3ヶ月後に業者から支払いがあります。」支払いの予定を聞きました。
訴訟のお話は結果的に「和解」でしたが、私にとってみれば複数回の分断、しかも長期間の分断も一連としてまとめていただいたわけですので「勝訴」と受け取っても良い好結果となりました。
結果的にその総額は、「約200万の借金の棒引き」「150万以上の現金」が手元に戻る、というおよそ日々の生活から考えて思いもよらない出来事でした。
私は感激し何度も「ありがとうございました!」と電話口でお礼を言いました。
先生は何事もなかったようににこやかな口調で「それではまた何かあればご相談ください。失礼します。」と言って電話を切られました。
「本当に過払い金が返ってくるんだ。」感慨にふけり、こみあげる嬉しさを抑えることができませんでした。
トータル期間としては、150日程度かかったでしょうか。
実際に自分が裁判に出頭することなく、全く普通の日常生活を送る中で、弁護士さんが全ての法律行為を代理で行ってくれたというわけです。」
以上が、私自身の過払い金請求顛末記です。
みなさんのご参考になれば幸いです。
貸金業者と私(代理人:東京ロータス法律事務所)との間の和解書
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