返済途中(完済前)に過払い金請求をおこなう場合、過払い金を借入残金の一部にあてるのか、過払い金で借入残高をすべて完済できるかで、大きく違ってきます。
過払い金で、借入金を大きく減らしたものの、まだ借入金が少しでも残る場合には、過払い金請求扱いにならず、任意整理の形と判断されます。
一方、過払い金と借入金を相殺した結果、すべての借入金が消滅する場合は、過払い金請求扱いとなります。
過払い金請求扱いの場合、基本的に信用情報、いわゆるブラックリストに記録されることはありません。
それと反対に、借入金が過払い金を上回り(借金が残り)、任意整理扱いになる場合には、ブラックリストに残ることになります。
俗にいうブラックリスト(信用情報)には、株式会社日本信用情報機構(JICC)、株式会社シー・アイ・シー(CIC)、全国銀行個人信用情報センター(KSC)がありますが、JICCの場合5年間登録されます。
KSCの場合に関しては、任意整理という区分はありませんが、保証会社の代位弁財を受けることがあり、その場合5年間登録されることになります。
CICに関しては、特に登録はありませんが、新たにローンや融資を受けようと思ったとき、このような事故情報があると判断された場合には貸し付けは行われません。
また現在使用しているカードも使えなくなる可能性があり、信用情報に登録されるということには、それなりの覚悟が必要といえます。
各信用情報機関に自分の登録があるかどうかは、いつでも確認することができますが、信用情報の取り消しや訂正は登録した会社しかできません。
登録されることが、自分にとって今後有益でないことは明らかであるため、過払い金請求の際には完済となるか、ブラックリスト登録となるか、専門家に確認したうえで請求するか判断することが大切になってくるといえるでしょう。
返済し終わった後(完済後)は、過払い金請求は確実に可能。
反対に、借金返済後(完済後)であれば、過払い金請求は間違いなく確実に可能となります。
すでに返済していれば、全く遠慮することはありません。
消費者金融業者は、利息制限法の利息(15%〜20%)の範囲内でも十二分な収益を上げています。企業の売り上げランキングや長者番付に、消費者金融会社やその会社の役員達の名前がずらりと並んでいることを知っている方も多いでしょう。
返済し終わったからといって、業者から過払い金の返還を求めることに引け目を感じる必要は全くありません。逆にギャフンと言わせてやるくらいの強い気持ちが必要です。
貸金業者には、借金の完済後も取引経過の開示義務がある
消費者金融業者に取引経過の開示義務があることはご存じでしょうか。
そして、完済していても取引経過の開示義務は残っています。
代理人を通じて、取引経過の開示を貸金業者に請求してください。
事実、貸金業者も、借金が完済されていることを理由に取引経過の開示を拒むことはできません。
また、既に完済していれば、過払い金請求をしたとしてもブラックリストに載ることはありませんので、安心して過払い金の回収が可能です。
完済後10年以内なら、過払い金の請求は可能
それでは、どんな昔でも過払い金の返還請求はできるのでしょうか。
クレジットカードが更新されていたり、返済が続いている間は時効は進みませんので、10年以上前に借り入れをしていても、現在も返済を続けている場合には、時効の心配をする必要は全くありません。
ただし完済後、再度借金をすることなく10年経ってしまった場合には、残念ながら過払い金は時効になり消滅しているので、返還請求はできません。
過払い金請求はとにかくスピードが命です。
時効が成立する前に、業者が破綻・倒産する前に、急いで過払い金請求を行動に移しましょう。
完済前だとしても、過払い金請求が可能な場合がある
仮にあなたの借金が返済前(完済前)だとしましょう。
そこで過払い金請求をしたとします。
借金の金額が、返ってくる過払い金を下回る場合は、債務整理扱いとなり、ブラックリストに載ってしまいます。
そうなると、他の金融会社でもカードを作ったり融資を受けたりすることができまくなります。
しかし、借金の金額を、返ってくる過払い金が上回る場合は、借金を相殺することができ、過払い金も返還されるケースがあります。
長年借金をしている人は、意外とこのケースに当てはまる場合があります。
つまり、借金を過払い金返還で相殺してしまえるということです。
すると、過払い金請求に成功したことになり、ブラックリストに載らないばかりか、現金が返ってくるのです。
これはとてもお得な話ですね。ですが意外とよくあるパターンです。
このケースが可能かどうか?は、事前に法律家に相談することによって、教えてもらうことができます。
相談した上で、請求をするかしないかはあなたの自由です。
得をするなら請求すれば良いですし、損になるならやめておけば良いだけの話です。
もちろん、法律家への相談料は無料。書類作成費が1,000円程度かかるくらいの簡単な手続きです。
借金返済前のあなたが、過払い金請求可能かどうか、調べてみる価値は十二分にあります。
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ブラックリストに載ると、携帯(スマホ)が使えなくなるの?
債務整理などをした場合、信用情報(ブラックリスト)に自分の名前が載ることになります。
ブラックリストに載ることで、携帯電話(スマホ)の利用ができなくなるのではと心配する方も多いのですが、携帯電話の利用は状況にもよりますが、基本使用し続けることが可能です。